1.障害年金とは

障害年金とは、病気や怪我によって、日常生活や労働が制限されるようになった場合に、一定の状況のもとに受給することができる年金です。

日本の社会保障制度の中で、「社会保険」は中心的役割を果たしています。年金は、「社会保険」のひとつです。

年金は「保険」であるため、年金制度に加入している被保険者は、保険料の支払いが必要になります。

原則として、被保険者が給付事由に該当し、一定の条件を満たした場合に、保険料（負担）の対価として、年金（または一時金）の給付が行われることになります。

従って、給付を受けるためには、保険料を支払う必要があり、支払えない場合には「免除」等の手続きを行う必要があります。

年金には、老齢年金、遺族年金、障害年金の３つがあります。

老齢年金は、高齢になったときのリスク、遺族年金は、一家の大黒柱がなくなったときのリスク、障害年金は、病気や怪我で生活に支障がでたときのリスクに対応するための社会保険です。

障害年金は、障害による所得喪失のために生活の安定が損なわれることを防止する所得保障の制度であるといえます。